働きたいけど、なにから始めたらいいのかわからない・・・
      就職活動をしたいけど自信がなくて・・・
     人とのコミュニケーションが苦手だ・・・
             人前に出ると頭が真っ白になってしまう・・・       

このような悩みを抱えている15~49歳の若者が
 職業的・経済的な自立をめざして、将来に向けた取組み
を進めていくことができるよう支援いたします。

 



Q1 若者サポートステーションはどのようなところですか

A 地域に住む若者の自立を支援するために国が平成18年から実施している事業で、全国で177カ所(2023年度)にサポートステーションを開設しています。各都道府県に少なくとも1カ所、多いところでは東京都や北海道のように9カ所 

設置されているところもあります。秋田県は、秋田市(秋田若者サポートステーション)と横手市の2カ所にあります。それぞれの地域を表す名称がつけられています。


Q2 具体的にどのような人が支援を受けられますか

A おもに県南部に在住している方で、自立のための就職活動に悩みを抱える若者です。例えば、自分でどんな仕事を選んだらよいのかわからなくて困っている方、あるいは人と普通に会話ができないと思い自信を無くしている方、仕事を辞めてから長いブランクがあり、なにから始めたらよい

のかわからない方など、これから職に就こうと就職活動をするときに、なにかに悩んだり、どこかでつまずいている方に寄り添った支援を致します。これまでは、15~39歳までの方を支援していましたが、2020(令和2)年度からは15~49歳までの方を支援をすることになりました。


Q3 どのような支援をしてもらえますか

A 一人一人に寄り添ったきめ細かい支援をするようにしています。来所されてまず最初は個人面談から始めます。どんなことで困っているのか、また悩んでいるのかを面接しながらお訊きします。その上で、何から取り組んでいけばよいのかをスタッフと一緒に考えていきます。面談を何回か重ねていくうちに、ご本人の希望とスタッフの見立てがすれ違ってくることもあります。このようなときに、いくつかの課題の中で、優先して取り組むべきことは何なのかをよく話し合って決めていくことが大事です。
 当ステーションでは一人一人の課題に対応し、それを克服できるように様々なセミナーを開設していますので、自分のペースや予定に合わせて受

講することができます。また、受講した効果についてもきちんと振り返り、次のステップに生かせるよう工夫しています。
 さらに、職場見学と職場体験にも力を入れています。本人の希望する職場や企業にスタッフが直接出向き、働く現場の見学や2週間程度の現場実習をお願いしています。この職場見学・職場体験を経て就職された方々からは、採用になってからもストレス無く働くことができ、とてもよかったという感想を多くいただいています。当ステーションとしては、沢山の企業の理解をいただいて職場見学・職場体験の機会を増やし、若者が活躍できる働く場を開拓していきたいと考えています。



おもな支援の柱としては、相談支援・職場体験・職場見学・定着ステップアップなどがあります。それぞれ、専門のスタッフがご本人やご家族に寄り添いながら、もっとも適した支援計画を作成していきます。

サポートステーションよこて では利用者それぞれに求められている知識やスキル、そして就職活動をする上で必要となるメンタルに関するセミナーなどを開催しています。

サポートステーションよこて に直接来所することができない本人やご家族のために、支援の対象地区となっている県南7市町村にスタッフが直接出向き、相談を承ります。

利用者の個々の状況に応じて様々な支援セミナーを実施しています。その中で、職場見学や職場体験に参加することの実体験が、利用者本人の自己理解や職業適性への理解を深めることに繋がります。

サポステよこて の卒業生で、職場での人間関係や仕事上のことなどで悩んでいる方の相談を承っています。仕事が忙しすぎてなかなか相談できる時間がない、相談できそうな人がまわりにいない方などをサポートします。


就業体験とも言いますが、職場でほぼ実践に即した形で仕事を体験します。自分の適性や望ましい職業観を養うことができます。
 その他にも、サポステ卒業生から体験したよかったという声が寄せられています。

就職後も企業主を訪問し、卒業生の状況について情報を収集し、卒業生が希望する職場環境で働くことができるようにサポートします。
 また、職場での悩みや不安についても気軽に相談できる体制をつくっています。

 これまでに様々なセミナーを受講し、就職された利用者の皆さまや、今現在セミナーを受講中の方などの感想やご意見を紹介しています。
 受講前と受講後では、なにがどう変化したのでしょうか?

利用者の個人情報については厳重に管理し、外部への漏えいや滅失等が起こらないようにスタッフ全員が細心の注意を払っています。
 取り扱いについての規定を定め運用しています。


臨床心理士によるカウンセリング
 サポステよこて では、個人面談において、利用者から臨床心理士による心理カウンセリング受診の希望があり受診が適当と判断した場合には、当該機関と連携しカウンセリングを行います。詳しくは<こちら>


県南7市町村や社会福祉協議会との連携
 就労経験の蓄積が不足している方
 自己肯定感が低く、信頼関係の構築に心的
  ケアが必要な方
 就労支援に加え、経済面やご家族等も含め
  た日常生活全般における支援が必要な方
 このような方々に対して、市福祉担当課およ
 び各社会福祉協議会と連携して対応します。
 県南各地区での無料出張相談を社会福祉協
  議会や県南各市町村と連携し、年間を通し
  実施しています。詳しくは<こちら>


 バブル崩壊後の1993年(平成5年)から2004年(平成16年)頃に就職活動をした、現在30代半ばから40代後半にかけての、いわゆる就職氷河期世代といわれる方々の中には、バブル経済崩壊後の景気後退で企業が新卒採用を抑制したために、卒業後も非正規雇用で働かざるを得なかった人が続出しました。
 こうした方々の中には、最初のつまずきから自信を失ったり、ひきこもりがちになる人も見られます。
 このためサポステでは、年齢の上限を49歳までとして支援の対象者を拡げています。就職活動でお困りのことがありましたら <サポート内容>をご覧いただいてお気軽にご相談ください。

 新型コロナウィルスについては、5月8日から感染症法上の分類が「5類感染症」に変更されます。陽性者の登録や入院勧告、就業制限、外出自粛要請がなくなりますが、ウィルスが消えたわけではありません。高齢者や基礎疾患のある方など重症化しやすい方への感染を防ぐため、引き続き、場面に応じた感染対策が必要です。サポステよこてでは、これまでと同様に来所される方々には、マスクの着用、入り口での手指の消毒や検温など、基本的な感染予防策として継続して参ります。来所者や利用者のみなさまにはご理解とご協力をお願い申し上げます。

感染予防の基本
マスクの着用
手洗い
3密(密集・密接・密閉)
  回避
一定時間での換気
サポステよこて感染防止対策(7月~)は こちら(PDF)


 サポステよこて では、支援活動の内容や実績、及び利用者の声、実施計画等について様々な方法で発信しています。
サポよこカレンダーの発行
  各月末に翌月に実施されるセミナーについて  <サポよこカレンダー>としてホームページ上に発表します。
サポよこ通信の発行 
 実施したセミナーの写真やセミナーに参加した


利用者の声、スタッフからのメッセージを載せた<サポよこ通信>を各年度ごとに計画した月に発行しています。

各種メディアの利用
  秋田魁新報 
  讀賣新聞情報紙「おらほ」(JPG 1.8MB)
  横手かまくらFM
  FM秋田
  よこてれび(横手市の情報発信)
ポスター・チラシ・リーフレットの発行
 ハローワークや各市町村の窓口および図書館
 などの公共施設に配布しています。
  ポスター改訂版(JPG 741KB)
  チラシ (JPG 366KB) 
  リーフレット (PDF 2.5MB)



Q4 支援を受けるためにお金はかかりますか

A お金はかかりません。無料で支援を受けられます。ただし、当ステーションまでの交通費は自己負担です。各セミナーで必要な費用については予算の範囲で実施していますので、原則無料で受

けられます。また、インターネットによるオンライン相談も実施していますが、回線接続費用、端末等諸費用は利用者負担となります。


Q5 スタッフはどのような方々ですか

A 個人面談などはキャリアコンサルタントという国家資格をもったスタッフがおもに担当します。また、職場体験受入企業の新規開拓や企業

との連携・連絡を担当するスタッフや個人情報を専門に管理するスタッフ、経理担当スタッフなどがいます。


Q6 とくに取り組んでいることはどんなことですか

A 県南7市町村の各地に相談窓口を設置し、スタッフが直接出向いて無料の就職相談を承ります。ご本人はもちろんご家族の相談も可能です。この出張就職相談の開設予定日については、当ステーションのホームページや市町村ごとに発行されている広報誌、さらに秋田魁新報社の県南地域情報欄にも掲載されます。
 また、就職を果たした利用者の中には、職場での人間関係から生じるストレスやトラブルの悩み

を抱えている方や、非正規から正規へ、あるいは働く時間をもっと長くしたいといったキャリアアップに関することで悩んでいる方などがいます。当ステーションは、支援した若者が将来の優れた人材として企業で活躍できるよう定着・ステップアップの相談を受けています。これまでにおよそ7割の方がこの支援を希望しています。
 サポステよこて は、企業と若者の橋渡しの役を果たせるよう取り組んでいきます。


Q7 これまでの傾向と実績はどのようになっていますか

A 利用者を年代別に見ると直近の3年間では、20歳代が47%で最も高く、次いで30歳代が26%、40歳代が24%となっています。これまで20歳代が7割を超えていましたが、就職氷河期世代が支援対象となってからは、20歳代が5割弱に減少し40歳代が2割強を占めるようになりました。
 市町村別来所者数では、支援センターのある横手市が5割を占めていますが、東成瀬村・仙北市などは極端に少なく、自治体ごとに若者を取り巻く環境に違いはあるものの、公共交通機関の利便性や本人の移動手段等の不利益をどう克服していくことができるのか、リモートによる相談の活用を含めて今後の課題となっています。また、就職者の内、横手市在住者の8割以上が横手市内に就職していますが、他市町村在住者で地元に就職しているのは6割以下となっており、いかに地元への就職者を増やしていくのかも課題の一つです。

傾向と実績についての詳細(PDF)
  利用の傾向と分析-1
  [新規来所者数]&[新規登録者数]
  利用の傾向と分析-2
  [登録者年代別割合の変化]
        &[来所者市町村別割合]
  利用の傾向と分析-3
  [就職者の割合]&[業種の割合]
  利用の傾向と分析-4
  [職種の割合]&[就職決定までの期間]
        &[来所経緯]
  利用の傾向と分析-5
  [就職決定者の市町村別割合]&
  [横手市・大仙市在住者の就職地域]
  利用の傾向と分析-6
  [湯沢市・美郷町・羽後町在住者
           の就職地域]
  利用の傾向と分析-全体

利用の傾向と分析に、評価・検討を加えたものです。【利用の傾向と分析・評価(PDF 871KB)】


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